2020年09月

防塵・撥水&防水フィルターについて(2)

こんにちは電機資材課の青木です。今年の夏も暑く蒸し暑かったですが、最近はかなり過ごしやすくなってきました。体調を整え、仕事もプライベートもがんばっていきます!

今回は以前紹介しました防塵・撥水&防水フィルター製品のメッシュ材料について、紹介させていただきます。

 

以前は音響特性条件が厳しくないものは不織布、音響特性が重視される場合は均一なモノフィラメントのメッシュと紹介致しました。今回弊社で主に使用しておりますメッシュのタイプを紹介致します。

 

255_280メッシュs
305_330メッシュs

355_380メッシュs
420_508メッシュs

上記記載の数字の意味は、1インチあたりの糸の打ち込み本数です。255ですと1インチに縦・横に各255本のモノフィラメントが織り込んでます。508メッシュと比べると目と目の空間(オープニングエリア)の大きさが全然違います。(もちろん、オープニングエリアが大きい方が、通気性があります)

 

8種のメッシュについては、基本黒色・撥水処理品で在庫しております。撥水等級は、撥水度試験JIS L 1092 スプレー試験で、等級45級となります。

 

最終的な音響特性確認として、上記複数種のメッシュ材料で部品を製作し、各ユーザー様で仕様決定してもらいます。

部品仕様について、枠状の両面テープで固定する場合が多く、撥水処理に適したテープ、厚さの制限のある場合のテープなど、ユーザー様での使用方法を伺い、仕様提案をさせていただきます。

 

「話す、聞く」の音響部品(スピーカーやマイク)の最終調整を担い、適切な音を実現するために様々な提案をさせていただきます。是非お問合わせ下さい。



【合繊ニードルフェルト】

米島フエルト産業 営業部 産業資材課の乘本(ノリモト)です。

過去に5回ファインニードルフエルト・ニードルプレスフェルト・ファインライトフェルトのご紹介をさせていただきました。


5回目の記事はこちらです。
4回目の記事はこちらです。
3回目の記事はこちらです。
2回目の記事はこちらです。
1回目の記事はこちらです。

今回は、防音・吸収・クッション材に抜群の性能がある合繊ニードルフェルト(シート品)のご紹介をさせていただきます。


合繊ニードルフエルト_HG

厚みは2種類あり、規格サイズは、下記の通りになります。


規格600

現物見本をご確認されたい場合、カットサンプルを多数取り揃えておりますので、即日出荷が可能です。


お客様のニーズにお応えして、迅速に対応させていただきます。

よろしくお願い致します!



曲げ弾性率とは

こんにちは!研究開発部の中川です。


今回は曲げ弾性率についてご説明しようと思います。

まず、「曲げ弾性率」とは何かと言うと「変形のしにくさ」を表すものと定義されています。


変形のしにくさ=曲げ弾性率をどうやって見るのかと言いますと、曲げ試験の際に荷重がかかり始めてから試験片が折れ曲がった量
(変位量)を見ることで算出しています。

具体的には、変位量と荷重から算出した傾きが曲げ弾性率を表すものとなります。

曲げ弾性率s

つまり、弾性率が高いものほど変位量が少なくより多くの荷重が必要なので傾きが急になる=弾性率が高くなると言うことです。

弾性率が高い=硬いと表現しても良いのですが、勘違いを招きやすいので難しいところですね。


では、今回はこの辺で。


強度と比強度について

こんにちは!研究開発部の中川です。


今回は強度と比強度についてご説明しようと思います。

まず、「強度」とは何でしょうか?

よく勘違いされるのが 強度=硬さ です。

決して間違いではないのですが、硬さって定義がたくさんありすぎて一概には「硬さ」は定義できないんです。


硬さには表面の傷つきにくさ、壊れにくさ、変形しにくさと色々あります。

ダイヤモンドは世界一硬いと言われますが、鉄製のハンマーでも砕けます。

これは「硬さ」の定義がダイヤモンドは「傷つきにくさ」で定義されているからなのです。


では、強度とは何かといいますと「壊れにくさ」です。

物質に一定の荷重を与えていき、破壊するまでの力を見たものが「強度」となります。

※もちろん、ダイヤモンドはものすごく強いです。


次に「比強度」とは何かですが、強度を密度で割ったものがこれに当たります。

つまり、密度に3倍差があって強度が同じ場合は1/3まで薄くできると言うことです。

軽くて強い材料を選ぶ場合はこの「比強度」を基準に探せば良いと思います。

SUS30463.1、アルミニウム:222CFRP785


では、今回はこの辺で。


強度グラフ

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