こんにちは!研究開発部の中川です。
今回は寿命試験などでよく使用されている「10℃半減則」と言うものについてご説明します。
・10℃半減則とは何か?
10℃半減則と言うものは、熱エネルギーを10℃上げると反応速度は約2倍になるという現象のことです。
寿命試験(加速試験)などでよく使用されており、10℃で約2倍、20℃で約4倍、30℃で約8倍と反応が早くなります。
つまり、温度を10℃上げると必要な反応時間は約半分で済むので「10℃半減則」と呼ばれています。
また、この現象は「アレニウスの法則式」と言われる計算からも求めることは可能です。
出展:Wikipedia
この法則がどの様な場面で用いられるかと言いますと、樹脂材料などの寿命試験などでよく利用されるようです。また、接着剤の硬化時間短縮などでも用いることが可能です。
我々研究開発もこの法則を活用し、製品寿命の算出や製造時間の短縮検討を日々行っています。
では、今回はこの辺で。