2018年11月

クッション基材の両面テープ圧縮荷重試験について

こんにちは電機資材課の青木です。
 2018年も残すところあと1か月。時の経つのは本当に早く感じる今日この頃です。忘年会シーズンの12月は、飲みすぎに注意し、2019年が良い年になるように仕事もプライベートも頑張っていきたいと思います。

さて、前回ウレタンの圧縮荷重データの取り組みを紹介させていただきました。今回はクッション基材の両面テープの圧縮荷重試験について、紹介致します。

まず、「クッション基材の両面テープ」とはどのようなものなのかと思われるかも知れませんが、クッションの表と裏に粘着剤がついている両面テープのことです。(下図参照)

クッション基材両面テープS

クッション基材の両面テープについては、圧縮時の詳細な荷重と距離のデータがないため、弊社で測定することにしました。

試験方法:両面テープについている裏表のセパレータを剥がし、荷重を掛け、厚みの変位を測定
試験材料:①クッション(PE発泡)基材の両面テープ 0.4t
       ②クッション(PE発泡)基材の両面テープ 0.2tの計2種
負荷速度:0.5mm/分
試験片サイズ:φ10
圧縮試験冶具:円形平型圧縮用アタッチメントφ40

写真<測定器>
測定器s


圧縮荷重試験グラフ

圧縮荷重試験グラフS

クッション基材の両面テープは、各両面テープメーカーでいろんなタイプ及び厚みがあります。
どのタイプのどの厚みがよいか迷われる際にはご相談下さい。


滑らかなライティングタッチが自慢!熱可塑性樹脂ペン先

皆さま、こんにちは!米島フエルト産業 産業資材課の松浦です。
11
月も中旬に入り、肌寒い季節になってきました。

我が家では、早くもカイロが大活躍しております

 

今回は、「熱可塑性樹脂のペン先」をご案内させて頂きます!

※ペン先に関しては、「化粧品用ペン先の記事」も併せてご参考ください。


熱可塑性樹脂のペン先

主な材質は、ポリウレタン、ポリエチレン、EVA、熱可塑性エラストマー等になります。

各材質の主な特徴は、以下の通りです。

●ポリウレタンの特徴… 耐磨耗性、耐屈曲性に優れている
●ポリエチレンの特徴… 耐溶剤性、滑り性に優れている

●EVAの特徴…    柔軟性が良い

●使用焼結用ゴム・NBRパウダーの特徴… 簡便な印材製造方法が可能

ポリウレタンペン先

※アイライナー用 ポリウレタンペン先一例

共通している特徴は、「滑らかな書き味」にあります。

「どのくらいなめらかなのか」を言葉でお伝えするのはとても難しいのですが、

アイライナーやボディペイントのようにダイレクトに肌へ筆を走らせてみると本当に
よく実感できます。

また、化粧用途以外にも、「筆ペン先、画材筆ペン先、香水ペン先、その他薬剤又はインキの塗布具、植栽の潅水装置部材等」様々なご用途にお使い頂けます。

 

加えて、お客様のご使用目的に合わせてオリジナルのペン先を作ることが可能です!
使用する液体との相性(耐溶剤性等)に応じて材質・気孔径を選定し、使用感に合わせて硬度の選択も可能ですので、ご希望サイズなど、詳細をお伺いしながらご希望の逸品をご提案させて頂ければと思います!

無償サンプルも豊富にございます。ぜひお気軽にお問い合わせ下さい!

消費税増税


こんにちは。経理総務部の南野です。

 

消費税の8%から10%への引き上げは過去2回延期されましたが、いよいよ来年101日には実施される模様となりました。

消費の回復が本格的でない状況での増税はなかなか消費者には厳しいものですが、政府も来年を逃すともう時期がないというところでしょうか。

我々の会社としても、今後会計ソフトの変更や経理処理の準備等であわただしくなりそうです。


さて今回の増税ですが、特徴としては、税率の引き上げだけではなく、軽減税率制度の実施が行われる点にあります。

税務署の方も軽減税率制度の周知に力を入れているようで、各地で税務説明会を開いており、私も先日参加してきました。

軽減税率の対象は「酒類や外食を除く飲食料品」や「週2回以上発行で定期購読される新聞」(下図参照)ということですが、新聞はさておき、「酒類・外食を除く飲食料品」とは、具体的に説明すると、かなりややこしいです。


軽減税率s


つまり、飲食料品は大体8%ですが、酒・外食・ケータリング・一体商品は10%となり、

例えばコーヒーショップに行って、店内でコーヒーを飲むと10%、テイクウトすると8%で

なんだか変な感じがしますね。

その他、屋台での飲食料品の販売の場合、椅子などの飲食設備がある場合は10%、飲食設備がなければ8%、列車内の飲食物の場合、食堂車で食べれば10%、移動ワゴンで購入すれば8%・・・

と 判断の難しい事例はかなりありそうです。

 

よく話題になるコンビニの食品については軽減税率適応になるようですが、条件としては、休憩所に「店内飲食禁止」の明示が必要とのこと。ということは、「店内飲食禁止」の明示を忘れたコンビニでは同じものでも10%になるのでしょうか(笑)。

来年10月に大混乱がおこらないことを祈るばかりです。

画像測定器のご紹介①

初めまして。米島フエルト産業 品質管理部 北村と申します。

紅葉が美しい季節がやってきたので会社の近くにある大阪城公園のイチョウ並木道を散策したいと思っています。

 

今回は、品質管理部で使用しています設備のご紹介をさせて頂きたいと思います。

電機資材や産業資材の部品の寸法を測定する為に、ミツトヨ製の画像測定器を使用しています。この画像測定器は、カラーカメラとズームレンズを搭載した小型卓上サイズのもので、照明設定、カウンターゼロセット、XYZ駆動、オートフォーカスなどの操作を手元で操作できるのでとても便利です。


画像機s

●仕様

符号  QS200Z

測定範囲 X軸 200mm    Y軸 200mm    Z軸 100mm

最小表示量 0.0005mm

光学倍率 0.53.5x (8段階)

照明装置 垂直落射照明 透過照明 リングファイバー照明

本体外観寸法 465(W)815(D)663(H)

本体質量 約76kg

画像器を使用する目的は、寸法測定と外観検査をする為です。

 

そこで、測定物の一例として、印刷物の文字を3種類の照明で比較してみたいと思います。

 

この画像器の照明は下記のように、3種類あります。

落射は上から光を当て、 透過は下から光を当てます。そしてリングはリング状の光を上から当てます。

 

画像


光の当て方によって画像の見え方に違いがあり、検査対象物の形状や特性で当て方を変更し、検査を行っておりますので、測定の事で何か御座いましたら、ご相談下さい。

 

次回は実際に光の当て方でどれくらい変化があるかをご紹介させて頂きます。

 

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