産業資材課の長尾です。
この回からは不織布の各製造方法と特徴についてご紹介出来ればと思います。
最初の回は弊社でも良く使用しておりますエアレイド法の不織布についてご紹介いたします。
前々回芳香剤の揮散体についてご紹介いたしました不織布も、基本的にはこのエアレイド法で製造された濾紙になります。やはり弊社でご提案させて頂くなかでも、高吸収・高揮散の要求時には必ずと言っていい程この濾紙をご提案させて頂きます。
製造方法としまして不織布といわれると薄いものをイメージされることが多いかと思いますが、独自の製造で、水を一切使わず空気媒体で解繊パルプや合繊等の短繊維を、様々な接着方法を利用し繊維間を結合し嵩高の不織布に仕上がります。
特徴としましては、空気媒体での形成により繊維結合自体が三次元の構造を擁しています。
パルプ繊維をメインで使用する事と空隙が多いことで高吸収の性能が担保出来ます。
また、芳香剤の揮散体用やインク吸収体等へのご提案が多いですが、嵩高等厚みがあることで、
吸音性等の性能も期待できます。
上述で紹介していますように弊社では芳香剤用途等が多いですが、まだまだ可能性もありそうな材料ですので、興味ある方は是非お問合せ下さい。