前回は弊社所有のバーチカル裁断機の構造と仕組みについてお話しを致しましたが、今回から、
実際『どの様な加工ができるのか』事例を挙げながら、写真や動画を使用してご紹介をさせて頂きます。
それは『切れる刃』にする事です。通常の刃でもある程度の材料を加工する事は可能ですが、如何にバンドナイフを『切れる刃』にするかによって、加工の種類の幅が広がります。その技術を弊社では長年の経験により、バンドナイフを『切れる刃』にする事が可能であり、また強みとしております。
では、この加工を行うのはどのような場合か、主には粘着加工や抜加工などの2次加工前のいわゆる『大裁ち』と言われる1次加工の段階で行います。なぜなら、羊毛フエルトの一般的な規格幅が1,800mmWと比較的大きく、2次加工以降で使用する機械の規格幅に入らない事が多い為、合わせてカットする必要があるからです。