耐熱素材シリーズ(その1)

弊社では、様々な耐熱素材の取り扱いがあり、今回と次回2回に分けて、耐熱シリーズとして掲載をさせて頂きます。ホームページ上にも耐熱素材を集めたページを開設しております。http://www.yoneshima.co.jp/products/

是非ご覧ください。


【耐熱フエルト】

特徴

 高機能・高性能の繊維を使用しており、高熱に強く、軽く、伸びにくく、切創や衝撃、摩擦にも強い


製造方法

 高性能・高機能の化学繊維をニードル(針)打ちで固めて製造したします


用途

 アルミ押出工場のアルミ搬送ベルト・チューブ・シート類

 鉄鋼工場設備の緩衝材 

 各種モーター部のパッキン材


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スペック
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【耐炎繊維】
特徴
 柔らかい風合いで、断熱性に優れております。

用途
 焚火シート、溶接スパッタシート、自動車や車両の断熱・吸音用内装材、家電品、消防
 保護服、飛行機ブレーキパット等に様々な用途で使用されております。 

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スペック
 原材料:酸化ポリアクリロニトリル繊維
 標準厚み:2㎜、4㎜
 目付:400g/㎡
 連続耐熱温度:230℃
 瞬間耐熱温度:1300℃
 ※温度は保証値ではありません。

カーボンフェルトの耐火性

こんにちは!研究開発部の中川です。

今回は当社で取り扱っておりますカーボンフェルトについてご紹介いたします。

(過去の耐火繊維記事はこちら)

そもそもカーボンフェルトはどんなものかと言いますと、炭素繊維製造の手前である耐炎化処理まで終わらせた糸で製造されたフェルトです。

(カーボンの製造方法に関する記事はこちら)

耐炎化処理、つまりとても炎に強いということですね。


それで、どこまで炎に耐えることができるのか1300℃のバーナーで検証してみました。

結果としては、1300℃の炎に7分以上耐えることができました!

4㎜厚のフェルトを使用した結果。)

カーボン繊維以外の一般的なフェルトだとあっという間に燃えてしまうのでとてもすごい結果と言えます。

耐火繊維が必要な場合、ぜひお問い合わせくださいね。


では今回はこの辺で。


カーボンフエルトs


微妙に異なる日本/中国の会計制度 

こんにちは。専務の岡です。

当社の中国子会社の青島三昌精密加工は2001年創立し今年で21年目に入りました。

同社では日々“Shinayaka Material”のラミネート、プレス、カット加工を中心に様々な部品生産に取り組んでおります。

三昌s

今回は日本
/中国の会計制度の違いについて、特に損益計算書について記述します。


中国では全ての会社の決算月が12月となります。3月末を目途に公認会計士による監査を経て本決算の確定、6月末までに納税、各役所への届出を行い終了、といった感じになります。書式は日本式と似ていて取っつき易いのですが、中国の損益計算書では日本式の営業利益に相当する概念がなく、為替差損益や利息などの費用を加減算したものが営業利益になります。(日本式の経常利益に近いです) この為、一見では営業利益がプラス(またはマイナス)の場合、本業の営業でプラス(又はマイナス)になっているのか、為替差益(差損)や利息収入(支出)でプラス(又はマイナス)になっているのか判別できません。他にも営業外収入/支出には日本の特別損益に入る数字が入ったり、販管費明細表や製造原価報告書がなかったりします。


三昌では円建て、US$建て、人民元建ての3種での取引をしており、会計書式は全て人民元換算で行っています。近年はUS$//人民元の為替が大きく動き、加えて前述のような違いもあり、なかなか混乱しがちです。中国ビジネスに関わる方で現地の会社調査などで財務諸表をチェックされる機会の参考になれば幸いです。


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