加工技術紹介

★ウレタンフォーム・発砲品抜き加工★

こんにちは、営業部産業資材課菊井です。

 

早速ですが、今回はウレタンフォーム、発砲品の抜き加工についてご紹介致します。

 

マーカーペンや文具製品、様々な機械の内資材として使用されているウレタンリングやウレタン加工品。

ウレタン発泡加工品_

弊社では多種多様なウレタンフォーム・発砲品の取り扱いをしており、型を制作しリング形状や変形状の打抜き加工をしておりますので、これが欲しい!!と思われた方は、遠慮なく御連絡下さい。

 

お待ちしております。

癖がすごい!!

商品管理部 北村です。

梅雨のシーズンがいよいよやって来ますね。
私の髪は癖毛なので、湿気が多い梅雨はクルクルになってヘアスタイルが決まらずに憂鬱です。

癖といえば、私たちが扱っているフェルトにも生じます。
今回はフェルトに発生する癖、巻き癖についてご紹介致します。
 
フェルトは取り扱いしやすいよう、このようにロール状に保管されています。


【フェルト生地】
フエルト原反s

巻き癖とはフェルトがロールとして巻きつけられることで、巻き取りの内側に癖がつき、生じます。


【巻き癖】
巻き癖s


硬度が高い、もしくは生地に厚みがあるほど発生しやすく、巻芯に近づくほど巻締まりが発生し、癖も強いものとなります。
 
この巻き癖、発生したまま加工を行うと、カット面が傾斜し,切り口の上下(巻き面の内外)の寸法が異なり、正確な寸法が出ません。ですので、巻き癖が発生するものに対しては、加工工程に必ず巻き癖除去を加えなければなりません。


【巻き癖除去後カット(左)/ 巻き癖無しでカット(右】
巻き癖除去後カット巻き癖無しでカット

巻き癖を除去する方法として、古典的ですが逆向きに巻き直す方法があります。 二人がかりで、手で反対に巻き取っていきます。そして逆巻きにして、「ある一定期間」放置します。


【巻き癖矯正開始時】                                    【巻き癖矯正中】
巻き癖矯正開始前s巻き癖矯正中s

この「ある一定期間」が季節や温度、またフェルトの素材、個体差により変化し、時間が短いと期待した効果が得られず、長いと逆向きに癖が付いてしまうので、経験が必要となります。 


【巻き癖矯正 前】

巻き癖矯正前s

【巻き癖矯正 後】
巻き癖矯正後s


お客様に満足した商品を届けるために、このように癖を矯正してカットし、お送りいたします(性質上、完全に除去することは難しいですが、なるべく除去することに注力いたします)。

 

また、厚みのあるものや硬度があるものに関しては、製造後、シート状で保管された癖がついていないフェルトも扱っているので、お問い合わせ下さい。

厚物フェルトの縫製技術 Vol.3

米島フエルト産業 営業部 産業資材課の乘本(ノリモト)です。

以前に厚物フェルトの縫製技術のブログを投稿致しました。
前回の記事はこちらです
前々回の記事はこちらです。

 

今回は弊社で常備原反在庫がある

ポリエステルニードルフェルトの厚物縫製のご紹介をいたします。


こちらは厚物のポリエステルプレスフェルトを2枚重ねており、

厚みは30㎜近くございます。

IMG_0355s

通常、厚物フェルトを縫製すると、針折れが発生して縫製出来ませんが、

特殊なミシンを利用すれば、縫製が出来るんです!

IMG_0356s

サイズは半径300mm迄なら、縫製可能です。

厚みを持たす用途であれば、最大30mm迄の縫製のチャレンジを致します!

ポリエステルニードルフェルトはもちろん、

厚物の羊毛プレスフェルトは、薄い羊毛プレスフェルトの縫製も

喜んで対応させていただきますので、

お問合せ等ございましたら、何なりとご連絡下さいませ。

よろしくお願い致します!

両面テープとセパレータ VOL.2

こんにちは電機資材課の青木です。
前回両面テープとセパレータの材質及び形状の重要性について、紹介させていただきました。
前回記事はこちらです。

今回は、セパレータと両面テープの剥離性について、弊社の取り組みを簡単に紹介致します。

剥離性とは、一言でいうと両面テープとの密着性なのですが、セパレータには剥離力(どれだけの力で剥がすことができるかの目安)でいろんなグレードが存在しております。(軽剥離~重剥離タイプ)


写真のような両面テープ製品<上セパレータ()+両面テープリング状+下セパレータ(透明)の場合、透明と青色セパレータの両面テープとの剥離力の関係は、透明セパレータが軽剥離、青セパレータが重剥離の関係になります。(*下セパレータの剥離力が強い場合、両面テープが下セパレータに残り、上セパレータだけ剥がれてしまう可能性があります)

両面テープ1両面テープ2

両面テープの使用例として、下セパレータ(透明)から外した両面テープは、被着体Aに貼り、その後、青セパレータを剥がし、別の被着体 Bに貼り合わせされる場合が多いです。

 

「下セパレータから両面テープを剥がす剥離力」

「被着体に貼ってから上セパレータ(青)を剥がす剥離力」

セパレータの軽・重剥離バランスやセパレータと両面テープの相性は重要です。

弊社では、両面テープと各セパレータの剥離力のデータを取り、セパレータの選定に役立てております。

剥離測定
剥離測定1剥離測定2

試験方法:セパレータと両面テープ(長さ200mmX幅40mm

圧着方法:2KGローラ3往復

引張速度:300mm/min

測定環境:23℃±5℃ 60%±30%RH

被着体(SUS)に貼り付け、24時間経過後に180度の剥離試験を行う。

試験結果

非常に微妙な差ですが、傾向を見て最適なセパレータの検討を行っております。

もちろん両面テープの粘着力の実測値を測定可能です。

 

両面テープやセパレータでお困りことがございましたら、お問い合わせください。テープ、セパレータ自体の選定、形状や貼り合わせ方法の提案をさせていただきます。


厚物フェルトの縫製技術 Vol.2

米島フエルト産業 営業部 産業資材課の乘本(ノリモト)です。

以前に厚物フェルトの縫製技術のブログを投稿致しました。

 

前回記事はこちらです。

 

今回は弊社で常備原反在庫がございます、

羊毛プレスフェルトの厚物縫製のご紹介を致します。

 

こちらは厚物の羊毛プレスフェルトを2枚重ねており、

厚みは40㎜近くございます。

IMG_0337s

通常、厚物フェルトを縫製すると、針折れが発生して縫製出来ませんが、

特殊なミシンを利用すれば、縫製が出来るんです!

IMG_0335s

羊毛プレスフェルト35mm迄、サイズは半径300mm迄なら、縫製可能です。

厚みを持たす用途であれば、最大40mm迄の縫製のチャレンジを致します!

厚物の羊毛プレスフェルトはもちろん、

薄い羊毛プレスフェルトの縫製も喜んで対応させていただきますので、

お問合せ等ございましたら、何なりとご連絡下さいませ。

 

よろしくお願い致します!

pageTop