研究開発

曲げ弾性率とは

こんにちは!研究開発部の中川です。


今回は曲げ弾性率についてご説明しようと思います。

まず、「曲げ弾性率」とは何かと言うと「変形のしにくさ」を表すものと定義されています。


変形のしにくさ=曲げ弾性率をどうやって見るのかと言いますと、曲げ試験の際に荷重がかかり始めてから試験片が折れ曲がった量
(変位量)を見ることで算出しています。

具体的には、変位量と荷重から算出した傾きが曲げ弾性率を表すものとなります。

曲げ弾性率s

つまり、弾性率が高いものほど変位量が少なくより多くの荷重が必要なので傾きが急になる=弾性率が高くなると言うことです。

弾性率が高い=硬いと表現しても良いのですが、勘違いを招きやすいので難しいところですね。


では、今回はこの辺で。


強度と比強度について

こんにちは!研究開発部の中川です。


今回は強度と比強度についてご説明しようと思います。

まず、「強度」とは何でしょうか?

よく勘違いされるのが 強度=硬さ です。

決して間違いではないのですが、硬さって定義がたくさんありすぎて一概には「硬さ」は定義できないんです。


硬さには表面の傷つきにくさ、壊れにくさ、変形しにくさと色々あります。

ダイヤモンドは世界一硬いと言われますが、鉄製のハンマーでも砕けます。

これは「硬さ」の定義がダイヤモンドは「傷つきにくさ」で定義されているからなのです。


では、強度とは何かといいますと「壊れにくさ」です。

物質に一定の荷重を与えていき、破壊するまでの力を見たものが「強度」となります。

※もちろん、ダイヤモンドはものすごく強いです。


次に「比強度」とは何かですが、強度を密度で割ったものがこれに当たります。

つまり、密度に3倍差があって強度が同じ場合は1/3まで薄くできると言うことです。

軽くて強い材料を選ぶ場合はこの「比強度」を基準に探せば良いと思います。

SUS30463.1、アルミニウム:222CFRP785


では、今回はこの辺で。


強度グラフ

ICCメンバーシップ加入

こんにちは!研究開発部の中川です。


米島フエルトは本年6月より金沢工業大学の革新複合材料研究開発センター、通称
ICCのメンバーシップに登録されましたのでご報告いたします。

ICC

https://www.icc-kit.jp/

https://www.icc-kit.jp/joining/companies.html


このメンバーシップに登録できたことにより、複合材料に関する最新の技術法や専門家の知見を得ることができ、分析・解析能力も一段と増すことができます。

今後の研究開発成果にご期待ください!


では、今回はこの辺で。

5ゲン

こんにちは!研究開発部の中川です。


今回は
5ゲン(5)についてご説明しようと思います。

5ゲンとは、「原理」「原則」「現場」「現物」「現実」これらを総称して5ゲンまたは5現と呼びます。

この言葉は製造業の品質改善などでよく使用しますがどの業界でも通用する理論です意味合いは以下の通りです。


原理

物事を成立させるための法則やメカニズム。

つまり、理屈の部分となります。


原則

多くの場合に当てはまる法則やメカニズム。

製造業の場合は経験則みたいなものです。


現場

そのままの意味です。

製造業の場合、製造現場となります。


現物

これもそのままの意味です。

検討対象の現物です。


現実

現物に対して起きている現象ですね。


現場」に行かなければ
「現物」は見えない。

現物」を見なければ「現実」が見えない。

現実」を見た上で「原理」「原則」を理解すれば自ずと解決策が浮かぶ。


「現場」「現物」「現実」は三現主義とも言って、あのトヨタやホンダの様な大企業もこの考えを重視しているそうです。

私も研究開発においてはこの5ゲンをしっかりと活用して問題解決に励みたいと思います。


では、今回はこの辺で。


10℃半減則

こんにちは!研究開発部の中川です。


今回は寿命試験などでよく使用されている「10℃半減則」と言うものについてご説明します。


10℃半減則とは何か?

10℃半減則と言うものは、熱エネルギーを10℃上げると反応速度は約2倍になるという現象のことです。

寿命試験(加速試験)などでよく使用されており、10℃で約2倍、20℃で約4倍、30℃で約8倍と反応が早くなります。

つまり、温度を10℃上げると必要な反応時間は約半分で済むので「10℃半減則」と呼ばれています。

また、この現象は「アレニウスの法則式」と言われる計算からも求めることは可能です。


アレニウスの式
出展:Wikipedia

この法則がどの様な場面で用いられるかと言いますと、樹脂材料などの寿命試験などでよく利用されるようです。また、接着剤の硬化時間短縮などでも用いることが可能です。

我々研究開発もこの法則を活用し、製品寿命の算出や製造時間の短縮検討を日々行っています。


では、今回はこの辺で。


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