こんにちは、電機資材課の青木です。12月に入り、2019年も後15日で終わります。今年1年を振り返ると国と国との関係が経済にも大きな影響を与えた年でした。来年は、各関係性が良好となり、経済的にもよい一年になることを切に願います。
さて、前回表面エネルギーの低いPP(ポリプロピレン)への接着力の比較データを報告しました。今回は、PPと共によく使用されるPE(ポリエチレン)の接着データをとりましたので、掲載いたします。
PEに対して11種類の両面テープとの接着力データを取得。試験方法及び条件はPPの時と同じです。
(試験試料)
試験内容:
試験目的:PE(ポリプロピレン)被着体として、以下の条件下で両面テープ11種の接着力を測定、比較する。
*専用テープ(PE接着良好テープ)
*通常テープ(各両面テープメーカーの粘着力の強いタイプ)
*各テープの厚みは表に記載
試験条件
(長さ200mmX幅20mm、裏打ち材PET#25μ)貼り合わせ。試験板:PP板
貼り合わせ方法:2kgローラで2往復貼り合わせ。
貼り合わせ後、室温にて24時間養生。
180°剥離試験
引張速度 300mm/分
試験板から引きはがされた50mmの長さの接着力の平均値
測定データ
*厚みが必要な用途では、1.14~1.2mmの厚みで測定。薄さが必要な用途では、0.1~0.14の厚みで測定
PPとPEに対する両面テープのデータを紹介いたしましたが、お客様の用途、使用方法や形状等にもよって適切なテープが違ってきます。是非、ご相談いただき、御社の製品開発にお役に立ちたいです!