米島フエルト産業 業務部の安井です。

 

2018年も残すところあと1か月となり、少々気が早いですが、今回の年越しは平成最後の年越しと言うことで、いつも以上に特別感を感じております。

また、次の元号がどのようなものになるのか今から気になるところです。

 

では、本題です。

今回は羊毛フエルトの純長と総長の違いをご紹介させて頂きます。

 

羊毛フエルトの長さには総長と純長とあり、総長は実際の長さ、純長は製品対象となる長さを意味します。

 

何故呼び名が2種類あるのかですが、羊毛フエルトの1反あたりの長さは、各厚みやグレードで設定された基準を元に工場でカットされますが、製造工程上でやむを得ず発生したキズや汚れ等の不良箇所が含まれる場合がたまにあります。

 

そのような場合、メーカーでは発生した不良箇所を取り除ける部分であれば当然事前に取り除きますが、取り除きが不可の場合はその箇所に目印をつけてそのまま製品となります。

 

例えば、1反の基準値が10mの商品だった時、製造工程上で5m付近に不良が発生した場合、取り除いてしまうと基準値を下回る反物が2反できてしまう為、メーカーでは余程の理由がない限り半分に分けたりはしません。

 

ではどのように対応しているかというと、それは不良箇所分を0.1mで換算し、製品の対象外として扱っております。

商品明細

写真は羊毛フエルトにつけられている明細となりますが、このフエルトの場合、約10mを基準で製造され、実際の長さは不良箇所を含めた9.9mになるので総長は9.9mとなります。

 

ところが製品の中に不良箇所が4カ所存在しており、その箇所分0.4mを疵引という名称で製品対象より除外しておりますので、商品としての長さ、いわゆる純長は9.5mのフエルトということになります。

 

このような表記のされ方がフエルトだけに限らず、反物の製品には結構ありますので、ご参考にして頂ければと思います。

 

宜しくお願いします。