こんにちは。電機資材課の佐々木です。

 

早いものでもう6月ですね。雨が多くてちょっと苦手な季節ですが、もうすぐ始まるサッカーワールドカップを楽しみに頑張ります!

それでは、前回に引続き、振動膜に使われる材料について見ていきたいと思います。

(前回記事~PEEK編はこちらです)

 

第二回目はPAR (Polyarylate)です。

PARは透明の非晶性スーパーエンプラで、前回お話ししたPEEKを上回るTg235℃という高い耐熱性があります。

また、損失係数が幅広い温度域で安定しており、PARフィルムを使用した振動膜は良い音響特性を示すとされます。

しかし、成形時の流動性が良くないこと、靱性に難があることから振動膜の材料としては主役をPEEKに譲り、以前ほど多く使われていないのが現状です。


PAR film1

近年のスマートホンの高出力化に伴い、材料の耐熱性への要求が上がっています。

当社では材料メーカーと協力体制を築き、5umTまたは6umTPARフィルムでダンパー粘着剤をサンドした3層構造の振動膜を試作して研究を進めております。

振動膜用途に向けた改質の動きもあり、PARフィルムは再び市場で注目されるかもしれませんね・・・。