商品管理部 北村です。

梅雨のシーズンがいよいよやって来ますね。
私の髪は癖毛なので、湿気が多い梅雨はクルクルになってヘアスタイルが決まらずに憂鬱です。

癖といえば、私たちが扱っているフェルトにも生じます。
今回はフェルトに発生する癖、巻き癖についてご紹介致します。
 
フェルトは取り扱いしやすいよう、このようにロール状に保管されています。


【フェルト生地】
フエルト原反s

巻き癖とはフェルトがロールとして巻きつけられることで、巻き取りの内側に癖がつき、生じます。


【巻き癖】
巻き癖s


硬度が高い、もしくは生地に厚みがあるほど発生しやすく、巻芯に近づくほど巻締まりが発生し、癖も強いものとなります。
 
この巻き癖、発生したまま加工を行うと、カット面が傾斜し,切り口の上下(巻き面の内外)の寸法が異なり、正確な寸法が出ません。ですので、巻き癖が発生するものに対しては、加工工程に必ず巻き癖除去を加えなければなりません。


【巻き癖除去後カット(左)/ 巻き癖無しでカット(右】
巻き癖除去後カット巻き癖無しでカット

巻き癖を除去する方法として、古典的ですが逆向きに巻き直す方法があります。 二人がかりで、手で反対に巻き取っていきます。そして逆巻きにして、「ある一定期間」放置します。


【巻き癖矯正開始時】                                    【巻き癖矯正中】
巻き癖矯正開始前s巻き癖矯正中s

この「ある一定期間」が季節や温度、またフェルトの素材、個体差により変化し、時間が短いと期待した効果が得られず、長いと逆向きに癖が付いてしまうので、経験が必要となります。 


【巻き癖矯正 前】

巻き癖矯正前s

【巻き癖矯正 後】
巻き癖矯正後s


お客様に満足した商品を届けるために、このように癖を矯正してカットし、お送りいたします(性質上、完全に除去することは難しいですが、なるべく除去することに注力いたします)。

 

また、厚みのあるものや硬度があるものに関しては、製造後、シート状で保管された癖がついていないフェルトも扱っているので、お問い合わせ下さい。