2021年12月

年末年始休業のお知らせ

業務部の安井です。


今年は延期となっていた東京オリンピックが開催され、無観客という異例な状況下での開催となりましたが、
2021年の漢字『金』にも代表されるように日本人選手の活躍が目立ち、過去最高のメダル獲得数と言う結果で幕を閉じました。


オリンピック期間中は日本だけでなく、世界中で各選手の熱戦に注目が集まり、久しぶりコロナの暗い話題以外で世界が明るい話題に包まれたように改めてスポーツの力は凄いなと実感しました。


一刻も早くコロナウイルスが終息し、早く以前の様に大観衆の中で開催される事を願うと共に
2022年が皆様にとって良き年になります事、心から祈願申し上げます。


さて、弊社は下記の期間を年末年始休業とさせて頂きます。


2021
1229() 202214()


新年は
15()より通常営業を開始いたします。


本年中は格別のお引き立てを賜り、誠にありがとうございました。

皆様のご多幸をお祈りいたします。


寅s

貼り合わせ両面テープについて

こんにちは電機資材課の青木です。2021年もあと少しで終わり、新しい年がやってきます。来年はみんながやりたいことができる年になりますように!

 

 先日、家で襖を新しく貼り替えるべく、ホームセンターへ行きました。

貼り合わせ方法により3種類のタイプが襖でもあることに驚きました!!!

 

・水で貼るタイプ(水をぬって糊を戻す。切手のようなタイプ)

・両面テープで貼るタイプ(両面テープ付)

・アイロンで貼るタイプ(熱を加えることにより接着できるシート付)

 

両面テープやアイロンで貼るタイプは、以前ブログ「素材の貼り合わせ」で紹介しました感圧性テープ、感熱性テープを予め襖紙の片面に着けた製品だと考えられます。「20196月の記事リンク」

 

襖は業務で慣れている両面テープタイプを購入し、無事貼り終えましたので改めて弊社の両面テープ商品をご紹介します。

弊社では、両面テープ(感圧性テープ)や感熱性テープを使用したスマホ用部品を長年生産しております。感圧性テープでは、0.009mm、感熱性テープでは0.005mmとかなり薄いタイプも使用しております。

 

また、両面テープでは、下記のような治具で多数個取りの両面テープ部品を纏めて貼り合わせする製品も生産しております。

両面テープ1s

両面テープ製品

両面テープ2s

上のセパレータを剥がし、グレーの枠部分が両面テープとなります。多数個取りになっております。

両面テープ3s

透明台紙に〇の穴が開いており、この部分を治具にセットするガイド穴として使用。多数個取りの両面テープを纏めて決まった位置に貼ることができます。


希望の厚み、貼り合わせの被着体、貼り合わせ方法についてなど、困りごとや課題ございましたら、お聞かせ下さい。課題解決に向けての提案をさせていただきます。


断熱効果の高い薄手素材 シリカエアロゲル

新規事業開発課の吉永です。

今回は、シリカエアロゲルという商品についてご紹介させて頂きます。

シリカエアロゲルを簡単に説明しますと、二酸化ケイ素の骨格と9098%の空気で構成されており、大変熱伝導率の低い高断熱の構造体となっております。

大きさは、大変小さく一見写真のとおり白い粉の様に見えます。

シリアエアロゲル粉_s

この小さなシリカエアロゲルをガラス繊維及び、EVA(Ethylene-Vinyl Acetate)の中に入れた商品が下記です。

エアロゲルシート 2_s

特徴である、断熱効果を分かり易い例で説明しますと、防寒ダウンジャケットの綿の厚み約40㎜とシリカエアロゲルシート約3㎜が同じ断熱(保温)効果が有ると言われております。


エアロゲルと綿2_s


いかに商品を薄く、軽く出来るかが、お分かり頂けるかと思います。

弊社内の研究開発部門でも色々な素材との断熱比較試験も実施中で、幅広い用途にこの断熱効果を展開が出来ればと考えております。


サンプルも準備しておりますのでお引き合い宜しくお願い申し上げます。


sampeJAPANの展示会に出展しました!

こんにちは!研究開発部の中川です。

先日行われましたsampeJAPAN先端材料技術展に出展させていただいた状況についてご紹介させていただきます。


当社としては約
3年ぶりに出展する展示会、何を出展するか悩みに悩みぬいた末、やはり当社の独自技術である『コアフレーク』を全面的にアピールするのが一番だという結論となり、『コアフレーク』を用いた30cm角の平板を何点か出展してみました。

コアフレーク s

今回の展示品はCFRP100%品と『コアフレーク』サンドイッチ品で、同じ厚さ(約3㎜厚)にも関わらず重量は1/5というもの。CFRP自体が鉄の1/5以下の重さなので同じ厚の鉄と比較すると1/25以下の軽さになるというものになります。

また、『コアフレーク』使用品は六角形の構造なので衝撃を逃がしやすくなっており、同一素材のシート品を挟んだサンドイッチ構造よりも耐衝撃性に優れております。


展示会 s

これらを出展させていただき、見学者の方々に実物を手に取っていただきましたが皆さん一様に驚かれており、3日間盛況のうちに終了いたしました。

たくさんのご来場、誠にありがとうございました。

次回出展は1/1921に同じく東京ビッグサイトで開催される「クルマの軽量化技術展」となります。

是非会場まで足をお運びいただいて、直接お話しさせていただければと思いますのでよろしくお願いいたします。


湿度と静電気について

品質管理部の西村です。

今年も残すところ僅かになりました。時間の過ぎ去るのが早く感じます。


さて、今回は湿度と静電気について考えてみたいと思います。

この時期頃から湿度が下がり、乾燥してきます。

ドアノブなど触るとビリビリと痛い刺激を受ける度に少しイラっとする気持ちもあるのではないでしょうか?
133343ss

品質管理でも静電気は特に気を付けないといけない要素でもあります。

電子部品を扱う会社では、静電気で電子回路が破壊される事も聞きます。

弊社においても他人事ではございません。

両面テープやセパレータ、フェルト、ウレタン、その他諸々、多種にわたります。

例えばですが、両面テープとセパレータを貼ったり、剥がしたりするだけでも静電気が少なからず発生し、セパレータ表面のシリコーンの部分を破壊し、両面テープから剥がれないなどの不具合を発生させる事があります。


ここで、弊社の静電気対策としていくつかご紹介します。

まずは、毎日の温湿度を記録しております。

あまり湿度が下がり過ぎていると、加湿器を入れて湿度調整しています。

工場などではイオナイザーや除電バー等を使用して静電気対策をしております。


また、顧客からの要望もあり、検査ではゴム手袋や、静電防止手袋を着用して検査をしています。

ゴム手袋は使い捨てしますが、静電気防止手袋は定期的に交換しています。

現在、何代目になるか不明ですが、My静電防止手袋です。

画像2ss

色んな静電気対策グッズはありますが、一番効果的なのは、やはり加湿器による加湿かと思います。また、加湿するとこの時期ウイルスが弱まり拡散されにくくなるとも聞きます。健康の観点からも良いと思います。(ちなみに弊社では抗ウイルス、抗菌フィルムも扱っています。詳細はホームページにも記載がございますので、是非興味を持っていただければ、うれしく思います。)

地道な事かも知れませんが、作業環境を把握して、今後も継続して検査をしていければと思っています。

では、今回はこの辺りで。


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