2018年08月

【テンションパットフェルト】

米島フエルト産業 営業部 産業資材課の乘本(ノリモト)です。

 

 今回はテンションパットフェルトについてご紹介いたします。

ナイロン素材をニードリングでフェルトにし、樹脂を含侵、乾燥させてフェルトに仕上げております。

吸油性に加えて強度と耐久性に優れており、用途は、各製鉄メーカーの薄鋼板コイルをスリッター加工の際、薄鋼板コイル巻き取り時のテンション調整等で使用されます。

 

 厚みは、7.5mm、硬さは数種類あり、原板品で、1,800mm X 1,800mm1,800mm X 1,500mm、ロール品では、1,600mm1,800mm 長さ:約12M裁断(カット)加工もご相談に応じますので、お気軽にご相談下さい。

テンションパット(ナイロン)_

現物見本をご確認されたい場合、カットサンプルを多数取り揃えておりますので、即日出荷が可能です。


お客様のニーズにお応えして、迅速に対応させていただきます。

よろしくお願い致します!


不織布について VOL.7

産業資材課の長尾です。


今回の不織布はケミカルボンドについて、


製造方法は、形成工程により形成されたウェブを、接着剤を使用して繊維同士を結合させた不織布になります。

 

不織布の製造の中では最もシンプルな製造で、接着剤の主な使用目的は繊維の脱落防止、寸法安定性、必要強度の付与になります。


特徴と用途としましては、使用する接着剤の種類や付着量によって風合いを変え、衣料用の接着芯地として使用したり、接着樹脂に機能材を添加することにより、車載向けのエアフィルター等への様々な機能を付加することも可能です。


他には、ビルの空調用粗塵フィルター基材や、工業用用途などでも使用されている不織布になります。

ケミカルボンド1 ケミカルボンド2

振動膜材料について~粘着材編

こんにちは。電機資材課の佐々木です。

暑いです。危険な暑さです。会社に着く頃には軽くバテてますが…

今週末から夏休みを頂きますので、それを楽しみに今回も頑張っていきます!

 

それでは、前回に引続き、振動膜に使われる材料について見ていきます。
(前回記事~PAR編はこちら)

 

今回は粘着材のお話しをしてみたいと思います。

フィルムの話しなのに粘着??と思われたかもしれません。

実はスマホスピーカーに用いられる振動膜は、PEEKなどのフィルムをダンパー材と呼ばれる

柔らかい粘着材で貼り合わせた3層構造のものが多く使われているのです。

 

当社の製品では、アクリル系で基材レスの柔らかい粘着材が海外大手メーカー様に採用されています。

また、より耐熱温度が高いシリコーン系の粘着材の開発も続けています。

お試し頂く際には、粘弾性データの提供が可能です。

3層振動膜

ご参考用ですが、この写真の中央やや下の透明のフィルムが振動膜です。

(因みに、その上のアルミ部分は当社のニッチな世界的ヒット商品、複合材振動版ですよ~)

振動版についてはこちらのブログをどうぞ

 

スピーカーの中の振動膜の更に中、、、全く人目につかない部分ですが、

「実はあの中に当社の製品が ^^」と心の中で密かに喜ぶ瞬間を楽しみに(笑)

これからも市場のニーズに合った開発を続けて参ります。


それでは、まだまだ酷暑が続きそうですが、皆さまご自愛を。

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