2018年03月

厚物フェルトの縫製技術 Vol.3

米島フエルト産業 営業部 産業資材課の乘本(ノリモト)です。

以前に厚物フェルトの縫製技術のブログを投稿致しました。
前回の記事はこちらです
前々回の記事はこちらです。

 

今回は弊社で常備原反在庫がある

ポリエステルニードルフェルトの厚物縫製のご紹介をいたします。


こちらは厚物のポリエステルプレスフェルトを2枚重ねており、

厚みは30㎜近くございます。

IMG_0355s

通常、厚物フェルトを縫製すると、針折れが発生して縫製出来ませんが、

特殊なミシンを利用すれば、縫製が出来るんです!

IMG_0356s

サイズは半径300mm迄なら、縫製可能です。

厚みを持たす用途であれば、最大30mm迄の縫製のチャレンジを致します!

ポリエステルニードルフェルトはもちろん、

厚物の羊毛プレスフェルトは、薄い羊毛プレスフェルトの縫製も

喜んで対応させていただきますので、

お問合せ等ございましたら、何なりとご連絡下さいませ。

よろしくお願い致します!

羊毛フェルトサンプル3点セット即出荷

こんにちは、営業部産業資材課菊井です。

 

早速ですが皆様、実際に羊毛フェルト触れた事がありますか?

 

また、様々な硬さがあるのは御存じですか

 

羊毛フエルトの硬さの違いは、羊毛率や密度により変わってきます。

羊毛フェルト白

今回はなんと羊毛フェルト3種類のサンプルをセットにして、即出荷致します。

米島フエルト_菊井

今まで触った事がない方や、3種類の硬さが少しでも気になった方、
もっと羊毛フェルトについて知りたい方は何なりと御連絡下さい。
(羊毛フェルトの過去ログはこちらです)

お待ちしております!!! 

両面テープとセパレータ VOL.2

こんにちは電機資材課の青木です。
前回両面テープとセパレータの材質及び形状の重要性について、紹介させていただきました。
前回記事はこちらです。

今回は、セパレータと両面テープの剥離性について、弊社の取り組みを簡単に紹介致します。

剥離性とは、一言でいうと両面テープとの密着性なのですが、セパレータには剥離力(どれだけの力で剥がすことができるかの目安)でいろんなグレードが存在しております。(軽剥離~重剥離タイプ)


写真のような両面テープ製品<上セパレータ()+両面テープリング状+下セパレータ(透明)の場合、透明と青色セパレータの両面テープとの剥離力の関係は、透明セパレータが軽剥離、青セパレータが重剥離の関係になります。(*下セパレータの剥離力が強い場合、両面テープが下セパレータに残り、上セパレータだけ剥がれてしまう可能性があります)

両面テープ1両面テープ2

両面テープの使用例として、下セパレータ(透明)から外した両面テープは、被着体Aに貼り、その後、青セパレータを剥がし、別の被着体 Bに貼り合わせされる場合が多いです。

 

「下セパレータから両面テープを剥がす剥離力」

「被着体に貼ってから上セパレータ(青)を剥がす剥離力」

セパレータの軽・重剥離バランスやセパレータと両面テープの相性は重要です。

弊社では、両面テープと各セパレータの剥離力のデータを取り、セパレータの選定に役立てております。

剥離測定
剥離測定1剥離測定2

試験方法:セパレータと両面テープ(長さ200mmX幅40mm

圧着方法:2KGローラ3往復

引張速度:300mm/min

測定環境:23℃±5℃ 60%±30%RH

被着体(SUS)に貼り付け、24時間経過後に180度の剥離試験を行う。

試験結果

非常に微妙な差ですが、傾向を見て最適なセパレータの検討を行っております。

もちろん両面テープの粘着力の実測値を測定可能です。

 

両面テープやセパレータでお困りことがございましたら、お問い合わせください。テープ、セパレータ自体の選定、形状や貼り合わせ方法の提案をさせていただきます。


pageTop