2018年02月

振動膜材料について~PEEK編

こんにちは。電機資材課の佐々木です。

お久しぶりのブログで、すみません…

 

「立春」、「雨水(うすい)」と過ぎて暦の上では春ですが、まだ寒い日が続きますね。

因みに「雨水」は219日頃で、雪が雨に変わっていく時期のこと。日本らしい繊細な季節表現ですよね!

 

さて、今回からは、振動膜に使われる材料について少し詳しく見ていきたいと思います。

 

第一回目はPEEKです。

 

「ピーク」と読みます。Poly Ether Ether Ketoneの略称です。

スーパーエンプラの代表格とも言われている熱可塑性の樹脂で、大きな特徴は250℃の連続使用が可能という高い耐熱性にあります。

そのPEEK樹脂を製膜したPEEKフィルムは、高耐熱性、耐薬品性、電気的安定性、耐摩耗性といった

特徴を持っていて、振動膜用途にも多く使われています。

 

弊社がよく扱うPEEKの厚みは主に3種類、3層品の主流になっている6umTに加えて、最近ニーズが増えつつある4umTと最薄はなんと3umTまでを扱っています。

 

スマートホンに使われる振動膜は、ダンパーといわれる粘着剤をこれらのPEEKで挟んだ3層構造が多く使われているのですが、そのお話しはまた後日。

それでは今日はこの辺りで。どうぞ風邪などひかれませんように…。


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厚物フェルトの縫製技術 Vol.2

米島フエルト産業 営業部 産業資材課の乘本(ノリモト)です。

以前に厚物フェルトの縫製技術のブログを投稿致しました。

 

前回記事はこちらです。

 

今回は弊社で常備原反在庫がございます、

羊毛プレスフェルトの厚物縫製のご紹介を致します。

 

こちらは厚物の羊毛プレスフェルトを2枚重ねており、

厚みは40㎜近くございます。

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通常、厚物フェルトを縫製すると、針折れが発生して縫製出来ませんが、

特殊なミシンを利用すれば、縫製が出来るんです!

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羊毛プレスフェルト35mm迄、サイズは半径300mm迄なら、縫製可能です。

厚みを持たす用途であれば、最大40mm迄の縫製のチャレンジを致します!

厚物の羊毛プレスフェルトはもちろん、

薄い羊毛プレスフェルトの縫製も喜んで対応させていただきますので、

お問合せ等ございましたら、何なりとご連絡下さいませ。

 

よろしくお願い致します!

不織布について VOL.5

産業資材課の長尾です。

 

今回の不織布はサーマルボンド製法の紹介になります。

 

製法としましては、不織布のもとになる原綿に熱溶融性繊維を混ぜ込んだ仕様になり、その繊維を部分的に溶融し繊維どうしを接着させるものとなります。

加熱方法としてはエアースルー、カレンダー、超音波法などがあり、接着剤等を使用しないため比較的エコな製法となります。

 

特徴としましては、嵩高性でソフト感があり、多孔性で吸液性もあります。

 

用途では医療分野(おむつ等液吸収材)、生活関連資材(ティーバック等)、衣料インテリア(芯地、クッション材)、工業・産業分野(エアーフィルター、絶縁材等)と様々な分野での展開がございます。


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