2017年03月

営業倉庫で在庫を持つ強み

米島フエルト産業 業務部の安井です。

 

 今回は加工紹介とは異なり、営業倉庫のご紹介です。

何故に営業倉庫?と思われますが、理由は後ほどご説明させて頂きます。

 

弊社では自社倉庫以外にも契約をさせて頂いている営業倉庫があり、立地としては弊社より車で約30分程度の東大阪市にあるため、営業日の午前中には必ず立ち寄り、必要な材料をトラックに載せて自社へ持ち帰り加工を行うのが、日常業務のサイクルとしております。

 

倉庫へは基本的に商品管理部の新人が担当する事になっており、私も入社したばかりの頃は慣れないトラックであの有名な東大阪市の工場群を走行し、やっとの思いで辿りついたと思ったら、今度は営業倉庫で自分の背丈以上に高いフェルトの原反や時には自分の体重以上に重たいフエルトなど冬場でも汗だくになりながらトラックの荷台へ積み込みした楽しい(?)思い出があります。

 

さて、本題ですが 今回営業倉庫の話題をさせて頂いたのは、弊社では自社倉庫だけでなく営業倉庫にも羊毛フエルトやニードルフエルトなど数多くのフエルトを在庫として保管をしております。その中でもニッケフエルトはグレードと厚みの両方で多くの種類を在庫し、管理のもと在庫切れが無いように定期発注していると言う強みが弊社にあることをご紹介したくこの話題とさせて頂きました。

ニッケフエルト ニッケフエルト_2

では、なぜ営業倉庫に在庫していることが、強みになるのか?原反については、営業倉庫からも発送が可能で、午前中のご注文で当日の出荷にも対応しておりますが、それ以外にも在庫があれば午前中はもちろん午後からでも距離的に材料を引き取りに行くことが可能で、また、弊社では商品管理部で自社加工をしている事から、お客様のご要望に応じた納期で対応できる体制があるからとなります。

 

弊社ではいま流行の某ネットショッピングを見習い、一日でも早く、お客様のところに商品をお届けすべく、少人数だからこそできる小回りの利いた対応を行って参りますので、お気軽にお問合せ下さい。

 

宜しくお願いします!


YONESHIMA COSMETICS 3:化粧インク

~顔料と染料の違いとは?後編~

 

こんにちは!米島フエルト産業 貿易部・松浦と申します*

松浦のブログといえば…インク…?と、ぼんやり思い浮かんだ方が

もしもいらっしゃいましたら…嬉しい限りです!(笑)

さて、前回は「顔料と染料インクの違いとは?・前編」というテーマで

それぞれのインクの違いを少し、化学的な観点からお話しをさせて頂きました*

インクは「それぞれの着色形態が違うため、色落ちし易い・し難い特徴に分かれる。」

ざっくりとですが、顔料と染料の違いが見えてきたのではないでしょうか…?!

今回は後編ということで、化粧用途ではどのように使い分けができるのかを

ご紹介させて頂きます(*^ω^*)


 

~化粧用途の顔料・染料インクの使い分け~


   顔料インク… アイライナーなど 

eyeliner using

顔のパーツの中でも特に皮膚の薄いまぶたに塗布するため、
デリケートな肌をいたわる意味でも顔料インクがおすすめです。

汗・皮脂・涙に対する耐水性も◎

 

   染料インク… アイブロウ、ボディ・フェイスペイントなど 

  face-paint kidsface-paint
  水に溶けやすい性質を利用して幅広く
  カラー
バリエーションを生み出せます。
    シーンに合わせて色とりどりのファッションをお楽しみください♪

  ※上記の使い分けはあくまでおすすめの一例です。

  ご要望によってインクの仕様は異なります。ご了承くださいませ。

 

弊社では各インクとも化粧用インクとして取り扱いがございます。
ご要望に合わせて顔料・染料どちらのインクも各用途に対応して製造しており、

「世界でたったひとつのオリジナル化粧インクを作りたい!」

といった“こだわり”を探している方はぜひ!お問い合わせください*

 

ご要望に合わせたインクの特徴調整
【例】速乾性がほしい、ウォータープルーフ仕様にしたい等
オリジナルのお色味を出す、カラー調整も行っており
「オーダーメイド形式」でお好みのインクをご用意することが可能です。

 

OEM商品の実績が多数あり、海外のお客様からもご好評を頂いております。

小ロット注文、大量注文、スピード対応等、ご要望はできる限りお受けするようにしております。

MADE IN JAPANの化粧品需要がますます求められている昨今。

フリーサンプルもご用意しておりますので、まずはお気軽にお問い合わせください( ^ω^ )

☎♪*

 

米島フエルト産業は「フエルト」だけでなく、硬すぎず、柔らかすぎず

しなやか」な商材を多数取り扱っております。

今後の更新もどうぞお楽しみに!!

(Not only supply Wool Felts, but also Cosmetic goods and so on…!!)

 

Not too hard, Not too soft.

YONESHIMA FELT CO., LTD.



スーパー繊維を使用した耐熱フェルトのご紹介

米島フエルト産業 産業資材部 乘本(ノリモト)と申します。

 

早速ですが、皆さんはフエルトとはどういう物を想像されますか?

 

多くの方が手芸用のフエルトであったり、習字の下敷きや、お寺や神社・和風家屋の座敷や廊下・お茶席・式場などで使用される毛氈(もうせん)の事を羊毛フエルトと思い浮かぶのではないでしょうか?

やはり弊社でも取り扱いが一番多いのは羊毛プレスフエルトになりますので、フエルトと言えば羊毛フエルトが代表的となります。

 

ただ、弊社は取り扱っているフエルトは羊毛プレスフエルトだけでは無いんです。

実は下の写真の様なものもフエルトとして弊社では取り扱ってます。

耐熱フエルト

では、このようなフエルトは何かと言うと、それは耐熱フエルトと言うフエルトになります。

『熱に耐えるフエルト』と言うことで主に使用される場所はアルミ押出工場や製鉄の鉄鋼工場の高温下となる場所が多く、用途は製造された約200℃~500℃近い温度のアルミや鉄鋼を傷付けずに運搬する製造ラインのローラー・ベルト・シート等で役割を果たしております。

 (ローラー)                  (ベルト)                   (シート)
耐熱フエルト(ローラー)耐熱フエルト(ベルト)耐熱フエルト(シート)

耐熱フエルトと羊毛プレスフエルトとの違いは、羊毛プレスフエルトは原材料の羊毛を蒸気をあてて圧縮して製造するのに対して、耐熱フエルトは耐熱性や耐薬品性・耐摩耗性など複数の特性を同時に持つスーパー繊維という化学繊維を原材料としてニードル(針)で打ち固めて耐熱フエルトを製造されますので、原材料と製造方法が違いとなります。

 

さらには、耐熱フエルトは耐熱温度も羊毛フエルトが約100℃程度に対して、耐熱フエルトは約220℃~となりますので過酷温度下でも使用ができ、お客様の設備に合わせたサイズで製造も可能で、エンドレス加工や縫製加工など特殊な加工にも対応しているのも特徴となります。

 

スーパー繊維については特に明確な定義はありませんが、『高機能・高性能を持った化学繊維』の事を一般的にスーパー繊維として呼ばれ、そのスーパー繊維を使用した耐熱フエルトはご使用となる製品温度や場所によって原材料とする繊維の種類を変更する事によって、フエルトの耐熱温度をアップさせたり、強度や耐摩耗性を強くしたりなど調整が可能となります。

 

各スーパー繊維の持つ特性については次回以降にご紹介をさせて頂きますが、耐熱性だけでは無く、耐衝撃性や耐薬品性など他方面でも様々な特性を持ち合わせておりますので、まずはお気軽にお問合せ下さい。


宜しくお願いします!
(耐熱フェルトについて詳しくはこちらのページへ)


粘着

社長の米島(ヨネシマ)と申します。

Shinayaka Materialを何らかの部品に組み付ける場合
粘着剤が塗布されていれば、ステッカーのように簡単に貼り合わせできて便利です。
弊社は「フエルト」と社名についていますが、扱う材料に粘着をつけてほしいというニーズの多さから、この「粘着」も弊社の主力商材の一つとなっています。

材料を作る側からしますと、シートまたはロール状の材料に粘着を塗布するのは、製造工程の都合上、その量によってコストは大きく異なります。
大量であれば材料への直接、粘着剤を塗布する方法が単位面積あたりのコストは安くなりますが、
少量であればいわゆる「両面テープ」を貼り合わせする方が多くの種類から選べ、工数も少なく、トータルコストでも安い場合がございます。
スマートフォンやゲーム機など、小型であるがゆえに小さな面積での貼り合わせや、貼り合わせるだけでなく、クッション機能や防水機能が求められる場合であっても、その機能に応じて多くの種類の両面テープから選んで頂くことができます。

あまり世間一般で注目されませんが、日本には様々な機能性両面テープを生産する世界的に優れたメーカーが数多くありその豊富さから両面テープ大国と言っても良いかもしれません。
液晶テレビ、デジカメ、ゲーム機、携帯電話など現代の電子製品の技術が日本で発達した理由の一つとも言われています。
今後このブログ上にて参考となる事例を紹介して行きたいと思います。

pageTop