トムソン型・金型を使用した抜き打ち加工

米島フエルト産業 業務部の安井です。

 

今回は抜型を使用したフエルトの加工について紹介させて頂きます。

以前に弊社にはバーチカル裁断機がある事はご紹介させて頂きましたが、実はもう一台加工機械があります。それがこれです。

クリッカー

とても古そうに見えますが、それもそのはず、この機械、入社歴16年の私よりはるかに大先輩で、
その稼働歴は約30年!弊社の全社員から見てもかなりの重鎮です。しかも現役です。

 

では、この機械でどのような加工が可能なのか?ですが、この機械はボタンを押す事により油圧で断面が下へプレスする仕組みになっておりますが、ただ、この機械単独で加工はできません。
加工するには↓のような型が必要となります。

トムソン型_ビク型金型

これら写真の抜型は木枠の方がトムソン型もしくはビク型とも言われる型で、もう一方は鉄を形状に成形した金型となり、特徴はトムソン型が短納期で作成でき、羊毛フエルトなど比較的柔らかい素材を加工するのに適しているが、型の寿命が短めなのに対し、金型は納期がかかりますが、ケブラ―フエルトなど固い素材など加工が可能で、寿命も長持ちといった面をそれぞれ持っておりますので、加工内容に合わせて弊社からご提案をさせて頂きます。


抜型さえ作成可能な形状であればフエルトを…

 

こんな形状や


変形型2変形型3

こんな形状も加工が可能です。

変形型1
 
通常のリング形状やベアリング規格(Fi規格)対応の型などはある程度の種類は弊社で保有しておりますが、お客様によって必要となる形状は様々だと思いますので、まずはお気軽にお問い合わせ下さい。

宜しくお願いします!


薄型振動板

こんにちは、営業部電機資材課の佐々木です。

18cm x 4.2cm x 厚さ12cm これは何のサイズだと思われますか…?

 

実は、1987年に初めて市場に出た「携帯電話」TZ-802B型のサイズなのです。重さは900g程あったそうです。

それから30年、世界で最も薄いと言われる中国のスマホCoolpad ivvi K1 miniの厚みは4.7mm(0.47cm)、何と1/25です。技術の進歩に驚きますね~

話しは逸れますが、それまで最薄とされた同じく中国のVivo X5 Max4.75mmでしたので、もう無理やり0.05mm削ったのではと思ってしまいます。(笑)

 

このように、進化を続けるスマホです。当然ながら部品を開発する我々への要求も厳しいのですが、
出来ました!
厚さ約0.1mm100μの薄型複合材振動板が…。

 

これが断面です。↓

中央の白いコア材と上下のアルミの層が判りますでしょうか?

薄型振動板_断面比較 薄型振動板_断面図示

振動板は、普段は目にすることがないスピーカーのニッチな部品ですが、当社はそのわずかな厚みの中に知恵と汗と熱意を注ぎ続けています。加工技術に素材の研究、もっともっと頑張りますね…!
http://www.yoneshima.co.jp/products/detail/014

粘着を比較する

社長の米島(ヨネシマ)と申します。
「粘着」と「接着」の違いをご存知でしょうか?

英語で訳すとどちらも「adhesive」や「glue」などとなりますが、一般的に区別されておらず日本独特の表現のようです。

「接着」はしっかりとガチガチに固まる貼り合わせのイメージで、
「粘着」はネバネバと少し粘性を伴った貼り合わせのイメージです。

こう書くとイメージはできるものの、あいまいさが残るのように感じますが、日本語ならではの繊細な表現力のあるの言葉だと思いませんか!

やっかいなのがこの粘着の力、「粘着力」です。
市販されている粘着テープにはその粘着力がスペックとして開示されていますが、そもそも粘着力は温湿度環境、被着体の表面状態に大きく左右されやすいデータです。

粘着テープの試験方法として標準規格JIS Z0237がありますが、同じテープを同じ測定機で同じ測定規格で測定してもN数(測定の個体数)だけのバラつきがあり、その具体的なデータを公開して行きたいと思います。

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