こんにちは。電機資材課の佐々木です。
二十四節気の啓蟄ですね。
冬ごもりをしていた虫が目を覚まし地上にはい出るとされています。
実際はまだ肌寒いですが、朝夕に日が長くなってきたのを感じます。
スマホの画面からちょっと顔を上げて自然に目を向けると、案外春が近くまでやって来ているかもしれませんね…。
さて、本題です。
私は今まで複合材振動板についていくつか書いてきましたが、そう言えば、基本的な構造をご紹介していなかったなぁとフト思いました。すみません…
何せ最初からiPhone7のお話しでしたから…
(iPhone7のお話しはこちらからどうぞ)
当社の複合材振動板はこのような5層構造になっています。
真ん中の白い部分が「コア材」です。
当社の独自技術で極めて薄くスライス加工した硬質発泡体をコア材として使用します。
そのコア材を粘着材(上図オレンジ色の層)を使ってアルミ箔でサンドしています。
5層で約0.1~0.2mmの厚さが主流です。
このような5層構造の複合材を使う利点は、コア材とアルミ箔の厚みを調整することでユーザー様が求める音響特性に近づけること、高剛性と軽量化を両立し、スマホスピーカーの高音質化に貢献できることが挙がります。
それでは、今日はこのあたりで。
季節の変わり目は体調を崩しやすくなります。
ご自愛くださいね…。